20091104

しもばしら

月曜日の朝、庭を見たら一面に霜柱が立っていた。
写真を撮ろうと思って近づいて、その霜柱がなんと4cmぐらいもの高さがあってびっくりした。

ちょっと気持ちわるい。

「同じものが反復して密集しているのを見ると、人は気持ちわるいと思う」というようなコラムを読んだことが以前あるのを思い出した。

太陽の光が溢れるほどに満ちている朝だったが、空気は刺さるように冷たかった。

この日は、人にはいろんな思いが錯綜しているということ。

また、感謝の気持ちを表すにも色々な形があるということを思わされる。

ふと、大学院の最後の年のことを思い出す。

大学最後の年にスタジオが丸こげになって、卒業制作も道具も何も無くなった出来事の次に、衝撃的だった1ヶ月。

あの時は一気に体重が9kgも落ちた。その時、実家のソファーで放心状態だった私に母が言いはなったことばを思い出す。

「あなたに出来ることは作品を作ることだけでしょ。東京に帰りなさい」

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