20100218

大切な一日

風邪をぶり返し昨日の朝の目覚めは最悪だった。

喉は痛いし、深い咳もでて疲労感は最高潮。気分も地面にのめり込み、ポジティブの欠片を探すがどこにも見当たらないそんな朝。

こんなときは家にいては行けない。と思い立ち、絶対行かなくてはという展覧会に足を運ぶことにする。

鼻をかみかみ旭山に向かって運転。

道のりのほぼ真ん中で、明日だと思っていたクリストの講演会が今晩だ!ということを発見。

体調のことを考え憂鬱になり、また、夜までの空く時間をどうしようと考え、早く家を出たことを後悔する。

しかも、こういう時に限って地図をもっているはずなのに道に迷うんだよなこれが。

もう行くのをやめようかな〜。と思ったところで発見!

時間が余ると思っていたのが、ところがどっこい。伺った画廊2件ともで、オーナの方や作家の方といろんなお話をしてあっという間に時間は過ぎた。

1件目の画廊では、若い力のほとばしりと可能性をまぶしく感じる。

2件目の画廊では、オーナーの人生をかけて本気で何かを追求してきたカッコいい女性の生き様に感動し、教えられ。

クリストの講演会では、人を巻き込むほどの力とダイナミックさで活動する凄まじさに圧倒される。

彼の語る一つ一つの言葉が心に残っているが、その中でも交渉の度に語っている言葉、

『あなたは、今までに見たこともない美しいものをみるでしょう』

という一言が最も強烈に残っている。

始まりは最悪な一日が、実りの多い大切な一日になった。

気がつくと、窓辺の枯れかけたブーゲンビリアに花が咲いている。

20100215

また今度

日曜日、病に伏している知人を訪ねる。

12月末から気になっていて訪ねたいと思っているうちに1月が過ぎて行った。

久々に彼女にあって、その姿に驚く。

彼女にとっての1日、一ヶ月という時間の長さ、大きさと重さを感じる。

また今度、またいつか。

そう伸ばしているうちに、あっという間に時間は過ぎる。

そうやって、本当に大切なことを指先から流れ落としていることがどれだけあるのだろう。

20100209

言葉はなくても

先週の土曜日上海のアーティストの展覧会が始まった。

上海のギャラリーとのやり取りが始まっているので、どうしてもそのアーティストたちとあってみたくてオープニングに行く。

ビンゴで7人のアーティストたちが来ていたが、彼らがいるのはその日だけだった。

7人のうちの4人とお話しすることが出来て連絡先も交換することが出来た。

沢山の中国人のボランティアがいて彼らを介していろんなことを話す

久々に通訳を介してでなくてはお話が出来ない不自由さをあじわう。

一人の作家と話した時、その人柄に魅了される。

心が開いている人というのは接した瞬間から感じるものだと改めて思う。

そして、彼が中国語で話し始めた途端、何を言っているのか言語ではなく心で感じることが出来てとても不思議で笑ってしまった。

NYに滞在してから約1年が経つ、もう一度同じことを彼を通して教えられているような気がした。

ちょっとだけ、上海に親しみと近さを感じるようになって来た。





F.

20100201

人通力?

あっという間に2月になって、このままではいか〜ん!

と思い立ち、自分にノルマを課して、保留にしてあった英語の手紙2通と文章一本を完成させることにする。

一人でやっていてもだらだらするから、いつも助けてもらう日系アメリカ人の友人スーザンに昨晩メールして、今日の夕方にアポを取ってそれを目標にムリヤリ昼間頑張る。

これが不思議。家でウンウンうなって絞り出しても日本語の言葉さえ出てこなかったのに、札幌駅のスタバについて彼女を待っている数分の間に「あ〜もう時間がない彼女が来る〜。」という状況になったら、どんどん文章が湧いて出てきて一本出来上がる。

すご〜い。と一人で感動感動。

本当に追いつめられないとなんもでてこないんだな〜とかなり自分にあきれる。

でも、まだ実は宿題が残っているから、これから再度挑戦せねば.....。汗

Clean inside



雪かきをしながら、自分の内側をきよくたもつことを考える。